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企業にお金を貸し出して利息を受け取れる社債の種類やメリット・デメリット

2019-11-26 05:34:19

資産運用を検討しているなら、社債という選択肢もある。

社債は、企業に対してお金を貸し出す投資商品だ。

個人向けの社債も多く、1口数十万円ぐらいの金額で買える債権も多いが、投資信託なら少額投資も可能だ。

今回は債券に興味がある方に向けて、社債という商品の特徴を解説したので、参考にしてみてほしい。

企業にお金を貸して利息を受け取れる社債

一般企業では、たまに設備投資する事がある。

経営が順調な時などは、事業拡大が検討される事もあるだろう。

もしくは業務効率を改善する為に、設備投資が検討される事もある。

例えば、業務システムに関する製品だ。

勤怠や生産や売り上げなどを管理しやすくする為に、便利な業務システムの製品を導入するケースもある。

クラウド型の製品も少なくない。

ただ製品を導入するにしても、お金は必要だ。

月額費用などを支払う必要もあり、予算確保で悩んでいる企業も少なくない。

資金を調達したいなら、銀行に相談する方法もある。

現に銀行のビジネスローンという商品を検討している企業も多い。

ただ銀行からお金を借りるにしても、審査を受ける必要がある。

銀行の審査は、若干時間がかかる事も少なくない。

そこで資金をスムーズに確保したい企業としては、たまに債券を発行している。

投資家からお金を出してもらい、資金を確保している訳だ。

社債の仕組みは、上述のローンと似ている一面もある。

そもそもローン商品には金利がある。

年利7%や13%など、ローンによって金利は異なり、お金を借りる側は、その金利を支払う必要がある。

手数料という形で、金融機関にお金を支払う訳だ。

という事は、金融機関に対する利益も発生する。

金融機関としては、金利手数料という形で顧客からお金を受け取る事になる。

ある意味、配当という形でお金を受け取っている状態だ。

社債も同様だ。

社債にも金利はあって、資金を貸してくれた投資家に対して、利息という形で支払うことになる。

ところでローン商品の場合、1ヶ月に1回ぐらいの頻度で返済する事になるだろう。

クレジットカードの分割払いや住宅ローンにしても、毎月1回は返済する必要がある。

という事は、銀行としては1ヶ月に1回は手数料を受け取れる訳だ。

社債も同様だ。

ローンのように、月1回ぐらいのペースで定期的に利息を受け取れる仕組みになっている。

主な社債の種類

さて、社債には、複数の種類がある。

普通社債

まず1つ目は普通社債と呼ばれ、まず投資家は企業にお金を貸し出す。

お金を貸した以上、もちろん返済期限もある。

期限日まではローンの利息のようなお金が支払われ、その金額は預金商品よりも高めだ。

銀行では普通預金という商品も提供しているが、利息の金利は0.001%以下になっている事も多い。

しかし社債の場合、利息は年利2%以上になっている事もある。

返済期日までは、その2%ぐらいの利息を受け取る事ができる。

株式に変換できるタイプの社債

上記の普通社債の他に、株式に変換できるタイプの社債もある。

そもそも企業は、常に売り上げを追求している。

企業努力を重ねた結果、業績が伸びてくる事もよくある。

その結果、社債という債券を株券に変換できるようになるわけだ。

株券なので、もちろん株価が上昇した時には、大きな利益を受け取れる可能性もある。

なお株券に変換できる社債は、転換社債と呼ばれる事もある。

ワラント債

その他にもワラント債という債券もあって、上述の転換社債のように株券に変える事は可能だ。

しかしワラント債の場合は、変換する際にお金を支払わなければならない。

株券を買うに当たって、別途で手数料を支払う訳だ。

劣後債(れつごさい)

劣後債という債券もある。

これは、ややハイリスクな社債だ。

そもそも企業は、たまに業績が不調になってしまう事がある。

業績が著しく悪化すれば、会社を経営し続けるのも困難になるだろう。

資金を貸してくれた投資家に対する返済が困難になってしまう事もある。

劣後債の場合、上記のように経営不振になった時にはお金は戻ってこない事が多い。

その代わり、受け取れる利息は若干高めになっている訳だ。

株と社債はどう違うのか

ところで企業が資金を確保したいなら、株券という方法もある。

投資家に株券を発行して、事業資金を確保している企業も多い。

それだけに株券と社債は、若干仕組みが似ている一面もある。

企業側からすると、どちらも資金確保の手段になるからだ。

しかし、株と社債には大きく異なる点もある。

そもそも株という投資商品の場合、返済義務はない。

株はローンとは全く異なるので、投資家に対してお金を返済するシステムになっていない。

実際、株券には返済期限が無い。

また株の場合、株価の上下動がある。

投資家としては、株券が値上がりしてくれれば、利益を受け取る事ができる。

例えば、ある時に株価4,000円の銘柄の株券を買ったとする。

そして数年後に株価が4,500円になった時などは、差額500円分の利益を受け取れる訳だ。

ところが社債の場合は、たとえ株価が動いたとしても利益を受け取れる訳ではない。

利息で利益を受け取る形になる。

その代わり、社債には返済日もある。

企業側としては、決められた期日までにお金を返済してくれる訳だ。

返済が完了するまでは、定期的に利息を受け取る事ができる。

社債のメリットとデメリット

社債には様々なメリットとデメリットがある。

購入単価が比較的高め

まずデメリットの方から述べると、社債は購入単価が比較的高めだ。

機関投資家向けに発行されている社債は、1億円単位になっている事も多い。

個人向け社債の場合は、そこまで高くない。

それでも1口につき数十万円ぐらいになる事も多い。

1口100万円以上になる社債もある。

購入する際に、少々まとまった資金が必要だ。

経営破綻のリスク

それと経営破綻のリスクだ。

そもそも企業の経営は、必ずしも順調であるとは限らない。

状況によっては、経営不振になってしまう事もある。

経営が危ういと、企業としては返済するのも少々困難になってしまい、債務不履行になる可能性も否定できない。

現に劣後債の場合、返済されない可能性もある。

投資信託という形で社債を購入するメリット

ところで社債は比較的低い金額で買うことも可能だ。

確かに投資信託でない社債の場合は、1口当たりの単価も高めになってしまう傾向はある。

しかし投資信託という形にした時は、比較的低い金額で買う事ができる。

商品によって異なるが、数万円ぐらいで購入できる社債も多い。

中には1万円で買える社債もある。

しかも投資信託の場合、積み立ても可能だ。

毎月1回ペースで社債を買い続けていき、コツコツとお金を貯める資産運用も可能だ。

また投資信託という形での社債は、ローリスクになっている事もある。

というのも投資信託は、1つの銘柄に集中していないケースが多い。

複数社に投資している投資信託の銘柄も多く、分散投資される訳だ。

複数社の内、1社の経営状況が危うくなったとしても、他社が補ってくれる事も多々ある。

それだけにローリスクな投資商品を求めているなら、投資信託も検討候補の1つになるだろう。

利回りが比較的高い社債

ところで社債のメリットだが、利回りの高さだ。

そもそもお金を確実に増やしたいなら、預金商品という方法もある。

預金商品であれば、利息を受け取る事は可能だ。

ただ預金商品は、必ずしも利息は高めではない。

普通預金という商品の場合、利息は年利0.001%以下になってしまう事も多い。

定期預金は若干高めだが、それでも年利0.01%以下になる事が多い。

それに対して社債の場合は、かなり利息は高めだ。

現にある企業の社債の場合は、年利2%台になっている。

預金商品よりも利回りが高いので、社債を検討している方も多い。

売却益を得られる事もある

社債には、売却できるメリットもある。

企業の業績は、常に変動している。

ある時までは企業の数字は低迷していたものの、だんだん状況が好転する事もあるだろう。

企業の状況が良くなれば、債券の価格が高くなる事もある。

実は、社債は売却する事も可能だ。

社債の価格が高くなってくれれば、差額分の利益を得ることができる。

銀行の預金商品は、それは不可能だ。

日本円の価値が高まったからと言って、売却できる訳ではない。

企業の状況によっては大きな利益を得られる可能性があるのは、社債のメリットの1つだ。

投資先の企業は慎重に見極める

では社債を購入する時は、どのような点に注意すれば良いかというと、企業の業績は確認しておくのが望ましい。

そもそも株式投資をしている方々は、企業の業績を確認している事も多い。

業績が危うい企業に投資してしまうと、株価が下がってしまう可能性もあるので、四季報などで慎重に業績を見極める必要がある。

それは社債も同様だ。

現に劣後債は、経営状況が危うくなってしまうと、貸したお金が戻ってくる確率は低い。

リスクを低く抑えるためにも、経営状況が順調な企業を選ぶ必要がある。

自己資本比率などの数字を確認しつつ、投資する企業を慎重に選ぶ方が良いだろう。

何年ぐらいで返済されるか確認

社債は、返済までの期間も確認しておく方が良いだろう。

返済期限も様々あり、10年ぐらいに設定されている事もあれば、3年程度になっている債券もある。

期間が長いかどうかを確認して、企業を選んでみると良いだろう。

社債は、実は途中で換金する事も可能だ。

例えば10年ぐらいの社債を購入した場合、原則として10年ぐらいは保有し続ける必要はある。

しかし何らかの事情がある時は、購入してから7年目というタイミングで換金する事も可能だ。

しかし社債を途中で換金してしまうと、利益は限定されてしまう。

状況によっては、元本割れになってしまう事もあるので、注意が必要だ。

基本的には、そこそこ長い期間は債券を保有する訳だ。

それだけに社債の返済年数も確認しておく方が良いだろう。

まとめ

企業の経営リスクや投資資金などのデメリットはあるものの、それでも銀行の預金商品よりは利回りは高い。

企業が大きく成長してくれれば、大きな利益を受け取れる可能性もある。

資産を増やしたいなら、社債は前向きに検討してみる価値はあるだろう。