ワクワクできるポータルポイントサイト!!

logo

白馬のクラシック女王誕生なるか!

2021-03-22 08:23:53

世界初の快挙を達成した競争馬が日本にいる。
阪神ジュベナイルフィリーズを勝った「ソダシ」だ。

何が世界初なのかというと、白馬(白毛馬)がGⅠレースで優勝するのはソダシが意外にも世界初の出来事だったのだ。
なぜ白馬が今までGⅠを勝てなかったのか。答えは簡単である。白馬(白毛馬)のサラブレッドの数がかなり少ないからである。

少ない白毛馬なのに、なぜソダシという強い馬が生まれたのか?
ソダシの血統を辿ってみる。
ソダシの父は芦毛のクロフネ、母は白毛のブチコである。ソダシが白馬になったのは母ブチコからの遺伝と考えられる。母のブチコも競馬ファンにはアイドル的な馬だった。

クロフネはGⅠ勝ちもある名馬だが、ブチコはどうなのか?
ブチコは重賞に出走経験はあるが、5着が最高の普通の馬だ。ではブチコの父はというと、日本ダービー馬のキングカメハメハ、母はシラユキヒメ。このシラユキヒメが白毛馬である。だが面白いことにシラユキヒメの血統を3代辿っても白毛馬は一頭もいない。白毛の遺伝子を持っている馬は少ないので、白毛馬の出現率は非常に稀なようだが、遺伝子を持たない親馬から、ごく稀に突然変異によって生まれることがあるらしい。
ソダシは突然変異のシラユキヒメからブチコ→ソダシとの遺伝によって白馬として生まれている。
しかしソダシが白馬になったのは必然ではない。
ブチコはもう一頭クロフネの子供を産んでいる。まだ未出走の牝馬だが毛色は鹿毛である。クロフネとブチコの子供で、同じ牝馬でも白馬になるとは限らないのだ。
ここがサラブレッドの遺伝の面白さである。

さて、ソダシの血統に父クロフネと母の父キングカメハメハがいるので、ソダシは強いと考えられるが、同じ白毛の母の母シラユキヒメはどうなのか?
シラユキヒメは重賞の出走経験もない普通以下の馬だが、血統を見ると、父は日本のサラブレッドを変えたといわれるサンデーサイレンスである。

ソダシにはサンデーサイレンス、キングカメハメハ、クロフネという名馬の血が入っている。もちろん血統が良くても走らない馬はたくさんいるが、少ない白毛馬のソダシが強い馬として生まれたのは突然変異と良血の中で奇跡的に強い白馬になったと考えられる。

ソダシは順調なら桜花賞に出走する。
もちろん勝てば白馬初のクラシックレース制覇だ。競馬は走ってみなければ分からないが、ソダシの桜花賞優勝を期待したい。
そうなれば、更に夢は広がる。日本ダービー出走だ。
牝馬は普通はオークスに向かうが、昨今の牝馬はアーモンドアイのように牡馬よりも強い場合が多い。

ソダシは札幌2歳ステークスを2歳コースレコードで勝ち、阪神ジュベナイルフィリーズは接戦だったが、牝馬ながら日本ダービーを勝ったウォッカと同タイムの好タイムで勝っている。

父クロフネは外国産馬が初めて日本ダービーに出走出来るようになったため、日本に開国を迫ったペリーの黒船来航から名前を取ってクロフネと命名されたという。だが5着に沈んだ。クロフネの本当の強さはダートだったのが分かったのは、後のことである。
父の無念を晴らすには、もうソダシしかいないかもしれない。

サンデーサイレンスは最高傑作のディープインパクトの活躍を見ることなく亡くなり、ディープインパクトはコントレイルの無敗の三冠を見ることなく亡くなった。クロフネは1月に老衰のために亡くなっている。ソダシはクロフネが残した最高傑作になれるのだろうか?
クロフネ産駒にクラシック優勝馬はまだいない。
ソダシへの期待は大きい。

白馬といえば、スコッチウイスキーのホワイトホース、白馬の王子様、長野五輪の感動のジャンプ団体金メダルのジャンプ場がある白馬村などが頭に浮かぶ。
「白馬」は綺麗な言葉なのでイメージがとても良い。

何といっても私は負けてもいいから、白馬が日本ダービーを走る姿を見てみたいと思う。

ライター:s.w