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保険を利用した資産運用のメリット、デメリットについて

2019-12-09 03:03:56

年金2000万円問題も報道され、今後は公的年金だけを頼りにせず、自ら老後用の資産形成を計画的に行っていく必要があると、多くの日本人が認識するようになってきた。

ただ、急に自分で資産形成をしろと言われてもどのように資産を運用し、老後を暮らしていくために十分な資産を形成していくのか、その方法が分からないという方も多いであろう。

株式、債券といった金融商品への投資が一般的に知られており、また身近な銀行の定期預金も立派な資産運用方法である。

しかし、それ以外にも様々な資産運用の方法があり、個々の価値観に応じて自分に最適な金融商品での資産運用が理想的である。

ここでは保険商品での資産運用について、そのメリット、デメリット、実際にどのような保険商品で資産運用ができるのかを紹介していくので、ぜひ今後に参考にして欲しい。

貯蓄型の保険商品で資産運用ができる

保険と言っても様々な種類の商品が存在している。

資産運用に利用できるか利用できないかという観点から考えると、保険商品は貯蓄型と掛け捨て型に分類できる。

貯蓄型はその名前の通り、貯蓄と似た特徴がある保険商品で、満期を迎えると掛け金が戻ってくる。

ただ、戻ってくる割合に関しては利子がついてプラスで返ってくるものもあれば、元本よりも少ない金額が返ってくるものもある。

資産運用という観点から考えると、満期を迎えた時に掛け金よりも多い金額が返ってくる保険商品を選択する必要がある。

一方で、掛け捨て型の場合は、保険の満期を迎えたとしても掛け金が返ってくることはない。

つまり、掛け捨て型の保険商品は、資産運用には使うことができないのである。

では、なぜ掛け捨て型の保険商品があるのかというと、少ない掛け金でも死んでしまった時には多くの保険金を受け取ることができるからである。

逆に貯蓄型の保険は、掛け捨て型よりも月々の保険料は高いにも関わらず、死んでしまった時に受けとることができる保険金は少ない。

保険商品で資産運用を行うメリットとデメリット

ここまで貯蓄型の保険商品で資産運用ができることを紹介してきたが、保険以外の金融商品と比較して保険商品で資産運用することには、どのようなメリット、デメリットがあるのかを紹介していく。

メリット

まず、保険商品で資産運用することのメリットについて紹介しよう。

銀行預金よりも利率が高い

保険商品は銀行預金よりは高い利率が期待できる金融商品である。

長い年月資産運用を行うと、ちょっとした利回りの違いが資産の差として大きく現れる。

よって少しでも利率の高い金融商品を資産運用には選択するべきであり、その点銀行預金よりも保険商品の方が魅力的である。

一般的には満期まで持っていれば元本割れすることはない

保険商品で資産運用する際には、一般的に満期まで解約しなければ元本割れすることはない。

株や投資信託で元本割れが怖くて銀行の定期預金に預けるという方も多いかと思うが、そういった方には、保険商品による資産運用をおすすめしたい。

先程も紹介したが銀行の定期預金に預けるよりは利率が高いので、中途解約する予定がないのであれば、リスクも銀行の定期預金と同等なので、保険商品の方がお得である。

ただ中途解約すると元本割れすることも多いので、中途解約する必要がない余剰資金を保険商品に回す必要がある。

いざという時に保険金が給付される

資産運用として保険商品に資金を回していたとしても、あくまで保険であるので、万が一死亡してしまった時には保険金が給付される。

銀行の定期預金ではそういうわけにはいかず、預けている金額だけ戻ってくる。

また、株式や債券、投資信託で資産運用している場合も同じである。

これは保険商品で資産運用をする最大のメリットとも言えるだろう。

節税ができる

保険商品で資産運用することのメリットとして節税ができることも挙げられる。

具体的には生命保険料控除という所得控除を受けることができる。

貯蓄型の保険商品のうち、養老保険、終身保険、学資保険は一般生命保険料控除の対象になり、年間最大4万円の所得控除を受けることができる。

一方、貯蓄型の保険商品に個人年金保険というものもあるが、これは個人年金保険料控除の対象となり、これもまた年間最大4万円の所得税控除を受けることができる。

つまり、貯蓄型の保険商品を利用して資産運用することで年間最大8万円の所得控除を受けることができるのである。

ただし、養老保険、終身保険、学資保険の中で複数の保険商品の契約をしていたとしても、合計4万円までの所得税控除しか受けることができない。

4万円を超える部分に関しては所得税控除の対象外である。

デメリット

続いて、資産運用に保険商品を利用するデメリットについて紹介する。

中途解約で元本割れしてしまう恐れがある

ここまででも簡単に紹介したが、保険商品は満期より以前に中途解約した場合には元本割れしてしまうことが多い。

資産運用に保険商品を利用する方は元本割れをしたくないという意識が強いと思われるので、この点については十分に注意しておく必要がある。

元本割れを嫌うのであれば、保険商品に回すお金は余剰資金にしておき、まとまったお金が必要になった時に使うお金は定期預金で運用しておくといいだろう。

掛け捨て型の保険商品よりも保険料が高い

保険商品にお金を回す理由が貯蓄目的だけであれば問題ないが、いざという時の備えという考えがある場合には、貯蓄型の保険商品は掛け捨て型の保険商品と比較して、保険料の負担が大きくなる。

経済的に余裕がない場合には、掛け捨て型の保険商品の方がおすすめである。

株や投資信託など他の金融商品よりも利回りが悪くなる場合がある

保険商品による資産運用は株式や投資信託など、他の金融商品よりも利回りが悪くなることが多い。

勿論、株式や投資信託も運用状況によっては利回りが保険商品を下回ることもあるが、良い株式、投資信託を選定した場合には、長期的に見ると保険商品はこれらの利回りを下回る。

満期まで解約しなければ元本が保証されるというメリットがある代わりに、利回りが低くなるというデメリットもあるのである。

予定利率より受け取り時の利率が下がることもある

保険商品がなぜ元本を上回る保険金を支払うことができるのかというと、保険商品を提供する保険会社が被保険者から集めた保険料を運用しているからである。

ただ、経済情勢次第では、その運用もマイナスになってしまう場合もある。

そういった時に、保険商品が契約時に掲げていた予定利率よりも引き下げた利率を適用する場合もある。

よって、必ずしも当初の予定通りの利回りが実現するとは限らないのである。

資産運用ができる保険の種類

ここからは資産運用に活用することができる貯蓄型の保険商品を個別に紹介していく。 

終身保険

終身保険は被保険者の死亡時や高度障害を負った時に保険金が給付される保険商品である。

一般的には払い込みをしている初期に解約した場合の解約返戻金は元本を大きく下回るが、徐々にその解約返戻率が100%に近づいていき、あるタイミングを境に解約返戻率が100%を上回り、利益が出るようになる。

しかし、解約返戻率が100%を超えるまでにはかなりの期間を要する場合も多く、これは契約時に確認しておくべきである。

終身保険ということで、これはあくまでも死んだ時の保障の意味合いが強い保険商品と言える。

養老保険

終身保険は保険期間が終身であったが、養老保険の場合は保険期間が5年、10年など一定期間に制限されていて、満期の設定がある。

もし保険期間内に死亡、高度障害といったことが起こった場合には満額の保険金が支払われるが、何事もなく健康に満期を迎えた場合にも満額の保険金を受け取ることができる。

一般的に終身保険よりも解約返戻率の期間が長く、万が一解約することとなった時にも損をしにくい保険商品と言える。

ただ、終身保険と同様に掛け捨て型の保険商品よりも毎月の保険料が高く、それが負担となってしまうので、あくまでも余剰資金の範囲内でお金を回すようにするべきである。

学資保険

学資保険は子供の教育資金の保障という意味合いが強い保険商品である。

学資保険では、被保険者である親が万が一、死亡、高度障害を起こした場合に保険金が給付され、残された子供の教育資金となる。

また、子供の医療保障など付加価値を付けた学資保険も存在する。

しかし、医療保障付きの学資保険はその分利回りが悪く、場合によっては満期に受け取る金額が元本割れしてしまうものもある。

資産運用の一環として学資保険を利用するのであれば、医療保障の付いていない利回りの高い商品をおすすめする。

また、学資保険も終身保険や養老保険と同様に満期を迎える前に解約すると、返戻金は元本を下回ることが多い。

個人年金保険

個人年金保険は私的年金という意味合いの強い保険商品で、高齢になった時に年金のように保険金を受け取ることができる。

個人年金保険はここまで紹介してきた終身保険、養老保険、学資保険とは別枠で、個人年金保険料控除によって節税することができるので、他の保険商品に加入している場合でも是非とも加入すべき保険商品である。

ただ、個人年金保険には死亡時や高度障害を負った時の保障という意味合いはなく、もし払込期間中に死んだり、高度障害を負ったりした場合でも保険金満額を受け取ることができるわけではなく、掛けてきた金額がそのまま返ってくるだけである。

また、個人年金保険も中途解約した場合にはほとんどの払込期間で元本を下回ることになる。

払込期間も長くなる商品なので、無理のない金額を掛けていくことをおすすめする。

まとめ

保険商品を利用した資産運用では、満期を迎えれば基本的には元本が保証され、なおかつ満期を迎えた時の返戻率は銀行の定期預金の利率を上回る場合が多い。

その為、元本割れのリスクを気にしているが、銀行の定期預金よりも多くのリターンを受け取りたい方におすすめの金融商品と言える。

また、所得控除を受けることもできるため、実際の返戻率以上の運用効果が期待できる。

ただ、銀行の定期預金のように中途解約しても元本が保証されるわけではないので、絶対に満期を迎えるまで解約する必要がない金額を掛けていく必要がある。

そして、株式や投資信託などの金融商品をうまく運用した場合と比較すると、利回りは小さくなるので注意が必要である。