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外国債券とは何か?投資する上でのメリットとデメリットについて

2019-12-03 01:08:54

年金2000万円問題で、今まで以上に老後資金に対する関心は強まってきている。

これから高齢化がますます進んでいく中で、公的年金だけに頼って自ら老後資産を蓄えないのは非常に危険である。

そこで、若いうちから長期的に老後資金を形成していくことが望ましいとされている。

また、ただ貯蓄をしていくだけでは老後に残る資金は大した金額にはならず、しかも物価上昇についていけず、当初の通貨価値がないという状況に陥ってしまう可能性がある。

そこで、定期的に捻出する老後に向けた貯蓄の一部、もしくは全額を投資に回すことが推奨される。

ただ、投資をしたことのない方にとって、投資とはリスクが大きいもの、危険なものという先入観がある。

そこでここでは投資先の一つとして外国債券を紹介し、そのメリット、デメリットを知ってもらい、自分自身にとって投資対象となるのか参考にしていただけたらと思う。

そもそも債券とは何か?

債券とは、国や地方公共団体、企業が資金捻出のため、投資家や投資ファンドから借り入れを行うために発行される有価証券である。

債券には当初から満期が定められていて、その満期まで保有し続けた場合には元本と同じ金額が満期の時点で償還される。

ただ、それだけではなく、債券発行から満期日までの間、定期的に利子が債券発行元から投資家に支払われるようになっており、その利子こそが債券から得られる利益ということになる。

また、債券をもし満期日を待たずして売りたくなった場合、買い手がいる場合のみ売ることもできる。

ただし、この場合は必ずしも元本がそのまま返ってくるわけではなく、場合によっては元本割れしてお金が返ってくることもある。

債券の中で外国債券とは何か?

債券は大きく2つに分けて、

  • 国内債券
  • 外国債券

がある。

この2つで何が異なるのかというと、発行元が異なるのである。

国内債券というのは日本国、もしくは日本国内の地方公共団体、企業などが発行する債券のことを指す。

一方で、外国債券は日本国外で発行された債券のことを指す。

外国債券に投資するメリット

ではここからは外国債券に投資するメリットについて紹介しよう。

基本的に国内債券よりも利回りが高い

外国債券は、基本的に国内債券よりも利回りが高い。

日本国内の債券というのは世界的に見ても最も利回りが低い債券と言える。

なぜなら、日本は先進国で国や企業が破綻するリスクが諸外国と比較して低いからである。

このため、確実に利子が支払われ、満期を迎えたら確実に元本が償還される可能性が高いのである。

このような確実性を加味して、利回りは諸外国よりも低く設定される傾向にある。

アメリカもまた先進国ではあるが、日本はアメリカよりもさらに債券の利回りが低い傾向にある。

よって、国内債券に投資するよりも外国債券に投資した方が多くの利子を受け取ることができるのである。

ちなみに、利子が支払われるかどうかや破綻しないかどうかの信用度に応じて利回りが設定されるので、先進国よりも新興国の方が利回りは高い傾向にある。

場合によっては、日本の債券の10倍以上の利回りを得ることが出来る場合もある。

例えば、発行元がトルコ、ブラジル、インド、南アフリカなどの場合には、日本の債券よりも随分と高い利回りが設定されている。

株ほどの価格変動はない

外国債券だけではなく国内債券に関しても言えることなのだが、一般的に株よりも債券の方が、価格変動の少ない傾向にある。

このため常に安定した運用が可能となる。

特に初心者が株に投資すると、大きな価格変動に精神がついていかず、結果として大きな損失が発生する可能性がある。

よって、投資初心者にとっては、安心してどっしりと投資をすることができる投資先と言える。

外国債券に投資するデメリット

外国債券のメリットについてここまで紹介してきたが、当然メリットだけではなくデメリットも存在する。

為替変動リスク

まず、外国債券に投資する最大のデメリットとして為替変動リスクが挙げられる。

外国債券に投資している間、その資金は外貨の状態で存在しているということになる。

例えば、アメリカの外国債券に投資している場合、投資した資金はアメリカドルの状態で存在している。

債券を購入する際にアメリカドルとして支払いが行われ、満期を迎えて償還される際にもアメリカドルとして償還されるのである。

もし、債券購入時よりも償還して日本円に換金する時に円高ドル安になっていた場合、元本として投資した円よりも少ない円が戻ってくることになる。

これこそが為替変動リスクである。

もし、この円の目減りが利回りの合計を上回った場合には、長い年月債券に投資したにも関わらず、損失を出してしまうという結果になりかねないのである。

ただ、場合によっては元本より多い金額が償還される可能性もあるので、一概にリスクとは言えない。

破綻リスク

外国債券に投資する場合に限ったことではなく、国内債券に投資した場合にもあり得ることなのだが、債券の発行元が破綻してしまうというリスクもある。

ただ、日本は先進国で比較的安定した経営をしている会社が多いので、外国債券の方が破綻リスクは大きいと言えるだろう。

それ故に債券の利回りが高くなっているわけなので、利回りをとるのか、それとも破綻リスクを考慮してより安全な投資先に投資するのか、ということを天秤にかけて投資先を決める必要がある。

価格変動リスク

満期日まで債券を保有し続けて償還を受ける場合には関係のない話ではあるが、債券自体も価値が変動していて、満期が来る前に売りたい場合、価格変動リスクを考慮しなければならない。

一般的に満期日を待たずして債券を売る場合には、債券価格は元本割れしてしまうことが多い為、注意が必要だ。

債務不履行(デフォルト)の可能性もある

債券を発行する発行元が途中の利子を払うことが出来ない状況に陥る債務不履行(デフォルト)の可能性もある。

日本では日本の国が債務不履行に陥ることは考えられないが、海外ではたまに債務不履行に陥る国家もある。

よって国だからといって債務不履行が起こらないという過信を持つべきではない。

また、国家よりもさらに企業が発行する債券、つまり社債の方が債務不履行に陥る可能性は高い。

外国債券投資に向いている人

ここまでで外国債券に投資することのメリット、デメリットについて紹介してきたが、これらを踏まえて外国債券投資に向いていると考えられる人物像を紹介していく。

長期的視点で投資ができる人

まず外国債券に投資する上で、長期的視点を持つということは非常に重要である。

それはなぜかというと、より長期的な視点を持つことで為替変動リスクに精神的に耐えやすくなるからである。

為替が変動して元本割れしてしまう状況に陥ってしまった時に、長期的に見て利益が出ればいいと考えている人は、債券を売って換金するということはあまりない。

特に先進国の為替レートでは言えることなのだが、先進国の通貨交換レートは長期的に見れば横ばいの波形になっていて、いずれは元のレートに戻ってくる可能性が高い。

このようにどっしりとした考えをもつことが出来る人は、外国債券の投資に向いていると言える。

途中で債券を売ることがない人

途中で投資した債券を売ってしまわないことも大切なことである。

債券を途中で売ってしまうということは、ほぼ元本は目減りしてしまうと考えた方が良いだろう。

途中で債券を売る必要がないように、余剰資金を計画的に投資している人が外国債券に投資するのに向いていると言える。

外国債券に投資するタイミングについて

ここまででも紹介してきた通り、外国債券に投資する上で最も大きなリスクとして為替変動リスクが挙げられる。

それを加味した上で、最も外国債券に投資するのに適したタイミングは、円高ができるだけ進行したタイミングである。

そうすることで円高による元本割れのリスクを最小限に抑えることができる。

ドルと円のレートで考えると1ドル=70円台にまで円高が進行すると、円高リスクは大きく低減されるので、このタイミングで外国債券に投資したいところである。

投資する外国債券を選ぶ上でのポイント

ここからは外国債券に実際に投資する際に、投資先の外国債券を選ぶポイントについて紹介していく。

まず、新興国の債券は利回りが非常に高く、一見儲かりそうな印象を受ける。

しかし、そのような国の通貨価値は長期的に下落していっている場合が多く、満期を迎えても、投資したお金が返ってくる時には大きく目減りしていることが多い。

このため、結局先進国の債券に投資した方が得をしていたというケースは非常に多い。

よって、長期的に見れば新興国よりも先進国の債券に投資するべきである。

例えば、アメリカやユーロ圏の債券への投資をおすすめする。

また、必ず債券の格付けは見るようにすべきである。

この格付けは債券の発行元の信用を表している。

一般的にはA以上の格付けの債券に投資するべきである。

まとめ

外国債券は国内債券と比較して、利回りが高い為、より高額の利子を受け取れる可能性がある。

しかし、為替変動次第では満期後に償還される金額が元本割れしているリスクもある。

ただ先進国との為替レートの推移をみると、長期的には横ばい傾向にあるので、先進国の債券を例え為替レートが不利になったとしても、どっしり構えて投資を続けていれば利益を得ることができる投資商品と言える。

また、日本ではあまり考えられないが債務不履行に陥ったり、破綻してしまうリスクもある。

海外の先進国では、国債ですら債務不履行に陥ってしまう場合もあるほどだ。

そのため、外国債券に投資する際には必ずその債券の格付けを見て頂きたい。

基本的には格付けがA以上のものにしか投資しないようにすべきである。