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ラインの恣意性を理解するとさらにポジションが取りやすくなる(10月28日BTC市況付き)

2019-11-14 01:33:14

前回までの主要3ライン、

  1. トレンドライン
  2. 平行チャネルライン
  3. 水平ライン

の概要、解説記事についてはお読み頂けているだろうか。

タイトルにもあるように、今回はラインの恣意性(しいせい)について書いていこうと思う。

特に前回までの記事内容から抜粋したりするつもりはないが、全くラインについて知らない人が読んでも、面白くない内容かも知れない。

ぜひ前回までの記事に目を通してから読んでいただく事をお勧めする。

さて、”ラインの恣意性”について書くと言ったが、これは特にテクニカル分析に役立つかと言われると微妙なところだ。

私の一考察として…読み物として、読んでいってもらえるといいかと思う。

ラインは定義づけできない 

いきなりだが、トレンドラインって何?と聞かれたらどう答えるだろうか。

“トレンドに沿って引かれるライン”

こう答えれば正解だろうか?

恐らく多くの人は正解だと捉えるだろうし、私自身もそう思う。

しかし、定義という意味では不正確だ。

トレンドなど人によって捉え方はいくらでも変わるからである。

”トレンドを判断する根拠によっていくらでも変わる”と言った方が正確であるかもしれない。

ラインを根拠に自分があるチャートを見て上昇トレンドだなぁ…って思っても、他のあるトレーダーにとってはただのレンジにしか見えていない場合もよくある。

しかし、移動平均線を根拠にトレンド判断した場合はどうだろうか。

計算式、期間…移動平均線を構成している要素のどれもが論理的に定義されるものである。

計算式が途中で変わったり、数値がズレたりしない。

人によって、判断が違ったりすることはないであろう。

一意的な根拠が存在しない以上、”トレンド”に沿って引かれる線を正確に1つの定義付けすることなど不可能なのである。

ラインは恣意的だ

定義が曖昧で人それぞれ引き方が違う…

それならば、偶然的なものなのではないか?と思う人もいるのではないだろうか。

論理的なものとは言えないから、そう思っても仕方ないのだが、少し違う。

なぜならば、そのラインには少なくともその人のトレーダーとしての意図が反映されるからだ。

チャートにラインを引いて分析している以上、その人は何かしら自分のトレードに活かすために引いている。

自分なりの根拠、考えがある。

ランダムに、お絵かきのようにチャートにラインを引いているわけではないのだ。

こう考えられる以上、ラインは偶然的とは言えず、恣意的なものだと言えるのではないだろうか。

恣意性を持つ要因

ラインを引く時、どんなことを考えているだろうか。

まずは起点。

  • 髭先から引こうか、実体から引こうか。
  • 角度はどうする。
  • あまりに急だとそもそも機能しないのではないか。
  • 緩やかだと次のエントリーポイントまでかなり長い期間要しそうだ。
  • 機能しそうな終点はどこなのか。
  • 出来高を見て、より多くの市場の雰囲気を加味できる点はどこであろうか。

このようにライン1本書くだけで、いろんなことを考えるだろう。

つまり、ラインを引く人間の注意はかなり分散するのである。

これこそがラインが恣意的であると言われるもっとも大きな要因なのである。

この大きな要因を構成している要素、つまりトレーダーの注意が向く先が多ければ多いほど恣意性の高いものになるのだ。

この要素が1つに定まっているものは恣意的とは言わず、必然的なものといえるのである。

恣意的だからこそ

ここまでの説明から、

じゃあラインなんか人それぞれだからあまり意味ないのではないか?

と思う人も出てくると思うが、むしろ逆だ。

恣意的に引けるからこそ、トレードにおいては強烈な武器となり得るのである。

トレード、チャートにおいては立っている戦場は同じでも見ている景色はそれぞれ違う。

また、そもそも戦場自体がたくさんある。

BTC、為替、CFD…扱える金融商品はたくさんあり、またスイング、デイトレ、スキャルピング…トレードスタイルの違いからそれぞれ見ている時間足が違う。

恣意的だからこそ、臨機応変に自分のフィールドに活かせるのである。

そして、この本質というのが

”ラインは値動きの上下を当てるためにあるわけではないということ”

にある。

トレードは上下を当てるゲームではない

ライントレーダーがなぜラインを引いているのか?

これは何も次のローソク足の上下を当てるために引いているわけではない。

もちろん、今までの経験や根拠から「そろそろ上がるな」というような勘が働くこともあるが、そんなケースはそう多くない。

だとしたら、やはり自分なりの根拠から、いかに損を減らし、利益を伸ばせるかということを追求していくことがトレードで生き残っていく上では大事なのではないか。

その損小利大を分かりやすく表してくれるのがラインなのである。

例えば、上のようなケースを考えて欲しい。

もし、左のように水平ラインに近づいてくる形で相場が動いてきたら、どうだろうか。

多くのトレーダーはここから上に行くのか下に行くのか分からない。

上に抜けることを期待して買うのか、水平ラインに弾かれることに期待して売るのか。

どちらが損小利大を叶えやすくしてくれるトレードになるだろう。

この場合、ライントレーダーとして正しいトレードは売ることだ。(もちろん、例外はあるが。ここではセオリーの話をする。)

もし買っていたら、右のように相場が動いた時にどこで損切りするのだろう。

恐らく、少し下がってもまだここから上抜けするかも…という期待からなかなか損切りできず、損失を増やしてしまうのではないか。

逆に売っていたらどうだ。

この水平ラインを背にする事で、損切りのラインは明確。

このラインを抜けたら損切りし、利益の目標は次のサポートラインだというように損失と利益の目標を立てやすいのだ。

このように資金管理にも似た一面を持つ手法がこのライントレードであり、恣意的に引けてしまうからと言って、決して意味のないツールではないのである。

それどころか、トレードという舞台では最も合理的なものなのだ。

BTC市況

今回は、ラインの恣意性について書いてきた。

特に手法として直接関係のある内容ではなかったが、ラインを利用して行く上では知っていて損はない内容だったかと思う。

読んでいて少しでも面白いと感じてもらえたら、書いた甲斐があった。

さて、今回もBTCの市況を落としておこうと思う。

毎度、なるべく記事に関係する内容、チャートにしているつもりなので、これまでの記事と照らし合わせながら読んでいってもらいたい。

上記の画像は10月25日時点の1時間足チャートである。

この緑の部分でロングをしながら、割ったらすぐに損切り後、ショートを考える考察を落とした。

そして、現在のチャートである。

これがライントレードの真骨頂ではないかと考える。

正直、今回の急騰に関しては中身は別にあると考えているのだが(今後、記事にしていこうと思う。考察を書こうと思うと長くなるので、ここでは割愛)リスクリワードを考えてポジションをとれたことに意味がある。

また大きいファンダやチャートパターンの出現は、ライン上に出ることが多く、決してマグレであるという認識は持たないでおいてほしい。

その例がここですぐに出ている。

これは現在のBTC1時間足チャートなのだが、オレンジのボックスを見てほしい。

この形は、ヘッドアンドショルダーと呼ばれる有名なチャートパターンである。

そして、それが出現した場所が、以前から注視しておくように引いているライン上である。

このケースは非常に頻発するので、ラインを引き、そのラインにローソク足が近づいてきたときはこのように、そのライン上でそのような形を作るかに注目しておいて、その形次第でエントリーするか考えてほしい。

そのために、以前の記事でローソク足について「ツール」として紹介したのである。

これからの立ち回りを考えるとしたら、まず最も大事に見ていかないといけないラインが今現在も止まっている青い水平ラインだ。

このラインは8月中旬から1か月以上、サポートとして機能していたラインである。

となると、ここには相当な売り圧が残っていると考える。

今回の上昇がこの売り圧を飛ばすほどの力があるとすれば、ここをリターンムーブを見せながら上抜けし、上に示した赤いライン(11000ドル付近)を目標に伸びていくと考える。

しかし、この青いラインに何本も上髭をつけているように簡単には抜けていけないと思うし、ここを抜けるまでは新しく”買い”で入るのはリスクが大きい。

トレンドラインを抜けていることで逆張りの”売り”は考えないで、”買い”でついていくことを念頭に立ち回ることを考えると、青いラインのリターンムーブ買いが最も無難であろう。

そして、その際の決済ラインは赤いライン。

決済だけに限らず、このポイントでショートポジションを持ってもいいくらいのところだ。

いずれにせよ、これだけ強い大陽線。

安易な逆張りは非常に危険であるため、同じ方向のポジションのみとることをおすすめする。