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市場参加者の損益分岐点を表す水平線(ライン)を理解して相場のエントリーポジションを探す

2019-11-14 01:30:49

ここまでラインについて主に2種類の概要や、そのラインを引く理由など解説してきた。

トレンドライン、平行チャネルラインについては少しでも理解が深まってくれていたら、嬉しい。

しかし、まだまだラインとは奥が深いものであり、概要や引く理由など手始めに知っているだけでも、これから詳しい説明をされた時には何倍も理解しやすいかと思う。

さて、今回で一応知ってもらいたいラインについては最後になる。

テーマは”損益分岐点”。

自分が参加している市場で、周りのトレーダーのポジションはどこで含み益、含み損になっているのか。

その損益分岐点を把握しているだけで、今後どこで価格が止まるのか、どこで走るのかがなんとなく分かるようになってくるであろう。

これまで通り、過去のチャート例を参考に解説していこうと思う。

水平線

いきなり書いてしまうが、今回解説していくラインは”水平線”である。

トレンドライン、そして平行チャネルラインの2つは主に右肩上がり、右肩下がりの斜めのラインだったが、水平線はチャートに水平に引くラインである。(名前からして当たり前だ。)

この水平線が何を表しているのか…。

トレーダーによって捉え方は様々だが、冒頭にも書いたように、私は市場参加者の損益分岐点を表していると考えている。

その点を念頭に置きながら、読んでいってもらいたい。

損益分岐点とは?

まず損益分岐点とはなんだろうか。

この言葉は何もトレードの世界でなくとも、よく聞く言葉である。

会社経営的な意味では、売上と費用が等しくなる点だ。

トレードの世界での損益分岐点についても、イメージ的には全く同じものだという認識で構わない。

つまりは、自分の保有しているポジションがその価格を境に含み益、含み損になる価格帯のことである。

じゃあ、自分がエントリーした価格のことかと思う方もいるとは思うが、間違ってはいないが、少し違う。

例えば、BTCで何回かに分けて複数ポジションを持っていたとしよう。

1度目は85万で1BTC買い、2度目は90万で1BTC買う。

この場合、現在2BTC持っていることになるのだが損益分岐点は85万でも90万でもない。

87万5000円になるのだ。

このようにトレードの世界での損益分岐点は平均エントリー価格のことを指すのである。

なぜ損益分岐点が大事なのか

損益分岐点がなぜ水平線に表れるのか。

水平線をチャートに引くトレーダーは多いのに、意外と知られていない。

“なんとなく効くから” という雰囲気で引いているのだろうが、本質的な部分を理解してこそラインを引く意味がある。

ここから、その仕組みについて少し解説をしていこう。

これを知っているだけで、実践的にラインを引くとなった時、そしてそれを参考にトレードしようとなった時に大きく違ってくる。

上の画像を見てほしい。

損益分岐点がなぜ大事なのか、なぜ水平線に結びつくのかについて説明するために用意した。

まず、この画像には場面ごとにその時の市場参加者の簡単な心理を付け加えておいた。

個人トレーダーはこのように考えながら、トレードするのではないであろうか。

まず、2と3の間と1で反発したことから、ここでも反発するのではないか、いわゆるダブルボトムが成立するのではないかという期待から多くの買い(大きめの出来高の発生)が入ることか予想される。

ここで綺麗に反発してくれれば、それでいいのだが簡単にそうはいかないのが相場である。

仮に割ってしまったと仮定しよう。

そうなると、さっき買いで入った人は含み損となる。

そして、短期トレンドが下に向き、ある程度落ちていく。

そうなると上で売った人の利確買いが入り始め一旦、相場が戻っていくだろう。

すると、さっきまで含み損でいつ損切りするか迷っていたような人のポジションが徐々に救われ始めるのだ。

そして、4地点付近(1と同水準価格)に達するといよいよ含み損0になるのである。

ここで上を期待して決済しなければいいが、多くの狼狽してしまうトレーダーは含み損0を望み、決済売りをするのである。

そうなると多くの買いが入った価格で今度は同じだけの売りが入るため、再び下落していく。

こう考えると、市場参加者の損益分岐点を捉えることがなぜ大事なのか。

そして、なぜ水平線となって表れるのか、簡単にだがイメージできるのではないだろうか。

これはいわゆる、サポートラインがレジスタンスラインとなる原理、また以前の記事で紹介したリターンムーブの動きが発生する原理にも共通する部分だ。

水平線はどのように引かれるのか

例のごとく、人により引き方が異なるのだが、いくつか引き方と共に、実際のチャート例を紹介しておこう。

チャネルに比べたら、シンプルである。

上の画像、少し描画ツールなど多く申し訳ないのだが、ちょうどリアルタイムなBTCチャートだったので引っ張ってきた。

青いラインを見てほしい。

これは過去チャートで以前相場が止まった部分、支えられていると捉えてもいいであろう価格帯にラインを引いたものである。

最もシンプルな引き方だ。

”この価格帯で止まることが多いな”くらいの雰囲気で引いてよい。

この止まる回数が多いほど、そのラインは強いと捉えることができ、その後のトレードにおける信頼性も高い。

現に、直近の500ドル以上の非常に強い下落に対してもこのラインで止めている。

水平ラインというのは、このように主に価格が止まるポイントを探すのに適切なラインなのである。

そこから反発するかどうかはローソク足の形などから判断するのが良いだろう。

もう一つ、見てほしい。これも同じくBTCの過去チャートである。

このチャートを見て、水平ラインを引くことができるだろうか。

もちろん、答えとは言わないが、こう引くとよく効くだろうというラインを示しておく。

私だったら、こう引いている。(実際に引いてた)

これが、水平ラインがサポートライン(ローソク足を支える役割のライン)とレジスタンスライン(ローソク足の進行を止める役割のライン)に成り代わるケースのラインである。

ラインというのは、そのラインに対してローソク足が上にあるときはサポートラインとなり、ローソク足が下にあるときはレジスタンスラインとなるのである。

これはリターンムーブに非常に近い値動きである。

水平ラインもトレンドラインやチャネルライン同様、一旦抜けたからといって軽視せず、次も同じようにそのラインを見ておくことを強く勧める。

主要な3種類のラインを知ったわけだが…。

さて、ここまで

  • トレンドライン
  • チャネルライン
  • 水平ライン

と、ライントレーダーの間では、最もよく使われるメインの3ラインを解説してきた。

どうだっただろうか。

難しいと思うが、少しは検証してみようと思うか。

こればっかりは相性もあるのでなんとも言えないが、もし拒否反応(笑)が出なければ自分でラインを引きまくって練習してみてほしい。

以前にも書いたが、非常に恣意的なツールだ。

誰かに教わったからといって、全く同じラインを引くようになることはない。

どこかで必ず自分のカラーが出てくる。

これは自分で、引いて引いてを繰り返していくうちに身につくものである。

極端な例では、検証していくうちに「水平ラインしかいらねぇ。」といって、水平ラインのみで勝っているトレーダーも存在する。

それくらい様々だ。

これからも記事にて、深く書いていこうとは思うが、ぜひ自分でも効くラインの引き方を覚えていってほしい。