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プロ野球(NPB)にマーチンゲール法を使ってみたらどうなるのか検証してみた

2019-11-15 01:01:58

「理論上は絶対負けない手法」として有名なマーチンゲール法。

しかし、オッズが2.0以上、勝率が5割程度でないといけないなどの条件が厳しく、ブックメーカー関連のブログやサイトを見ても実際に行なっている人はほとんど見かけない。

実際のところどうなるのか気になるところである。

この記事ではブックメーカーで人気のないマーチンゲール法がブックメーカーで使い物になるのかどうかを、日本のプロ野球(NPB)を使って検証してみたので、これからマーチンゲール方を試したい人はぜひ参考にして欲しい。

そもそもマーチンゲール法とは何か 

マーチンゲール法とは、

「理論上は絶対に負けることがない」

と、言われているベットの手法で、主にカジノ、特にルーレットでよく使われる手法である。

やり方は簡単で、

「負けた場合は賭け金を倍にする、勝ったら賭け金を元に戻す」

ということを、延々繰り返すだけである。

例えば、初期のベット金額が1万円の場合、

  1. 負けた場合は次に賭け金を2万円にする
  2. また負けたら次に賭け金を4万円にする
  3. またまた負けたら次に賭け金を8万円

という風に延々倍々ゲームで賭け金を増やしていくのである。

こうすることで、いくら負けがかさんでも勝利時には過去の損失分はすべて穴埋めされ、かつ1万円の儲けが出るのである。 

しかしこの手法には欠点がある。

倍々ゲームにしている時点ですぐに気がついたと思うが、

「あまりにも連敗がかさむと手持ち資金が底をつく」

という問題があるのだ。

初期のベット金額が1万円の場合、10連敗後の賭け金は512万円、手持ち資金は1023万円必要になる。

勝率5割の賭けの場合、10連敗は約1/1000の確率で発生する。

1000回に1回発生するというわけなので、めったに起こらないわけなのであるが、そのめったにないその1/1000のケースに出くわした場合は1万円の儲けを得るために1千万円を飛ばすリスクを負うということになってしまう。

この長期連敗時のリスクの高さのために、マーチンゲール法は、

「初心者が手を出しがちな無謀な賭け方」

として、(自称)中級・上級ブックメーカー利用者からは馬鹿にされ続けている賭け方でもある。 

「野球ではマーチンゲール法は使い物にならない」というのがブックメーカー利用者の間では常識とされているが・・・

「野球のベットでマーチンゲール法を使う」

などと言うと、(自称)中級・上級ブックメーカー利用者からは、

  • 2.0倍を超えるオッズは勝率が極めて低い
  • 何十連敗もするから資金がすぐ底をつく

などと、嘲笑の的にされる。

しかし、

  • オッズが2.0を超えるものは本当に勝率はそこまで悪いのか?
  • 本当に何十連敗もするものなのか?

という疑問も沸く。

果たして(自称)中級・上級ブックメーカー利用者たちの主張通り、野球でマーチンゲール法を使うのは無謀な行為なのか?それとも彼らの主張は間違っているのか?

検証方法は「同一チーム」に「オッズが2.0を超えたら賭ける」という単純なもの

この記事で行うプロ野球を使ったマーチンゲール法は至極単純なもので、

  • 賭ける対象は同じチームに限定
  • かつオッズが2.0を超えたら賭ける

というものである。

賭ける対象を同じチームに限定したのは、同じ日にオッズが2.0を超える試合が重なってしまった場合、扱いが面倒になって検証がしにくくなる為である。 

オッズが2.0を超えるというのは、普通に考えれば負ける確率がかなり高い対象にベットするということであり、通常はベットを避けるべきなのであるが、この記事ではそのような先入観を捨ててあえて行なってみた。

2019年のプロ野球12球団でマーチンゲール法を行った結果の一覧

※初期投資金額は1万円である。

西武

  • 該当する試合 143試合中26試合
  • 勝率 11/26=42%
  • 最大連敗 4連敗
  • 収支 15.29万円

ソフトバンク

  • 該当する試合 143試合中9試合
  • 勝率 5/9=56%
  • 最大連敗 2連敗
  • 収支 6.05万円

楽天

  • 該当する試合 143試合中49試合
  • 勝率 25/49=51%
  • 最大連敗 5連敗
  • 収支 49.21万円

ロッテ

  • 該当する試合 143試合中68試合
  • 勝率 34/68=50%
  • 最大連敗 4連敗
  • 収支 51.88万円

日本ハム

  • 該当する試合 143試合中57試合
  • 勝率 19/57=33%
  • 最大連敗 7連敗
  • 収支 62.68万円

オリックス

  • 該当する試合 143試合中84試合
  • 勝率 27/84=32%
  • 最大連敗 8連敗
  • 収支 131.43万円

巨人

  • 該当する試合 143試合中10試合
  • 勝率 5/10=50%
  • 最大連敗 4連敗
  • 収支 9.91万円

DeNA

  • 該当する試合 143試合中49試合
  • 勝率 25/49=51%
  • 最大連敗 2連敗
  • 収支 36万円

阪神

  • 該当する試合 143試合中73試合
  • 勝率 38/73=52%
  • 最大連敗 5連敗
  • 収支 61.07万円

広島

  • 該当する試合 143試合中23試合
  • 勝率 8/23=35%
  • 最大連敗 8連敗
  • 収支 11.30万円

中日

  • 該当する試合 143試合中82試合
  • 勝率 36/82=44%
  • 最大連敗 5連敗
  • 収支 77.88万円

ヤクルト

  • 該当する試合 143試合中88試合
  • 勝率 37/88=42%
  • 最大連敗 7連敗
  • 収支134.71万円

この検証結果から分かること

意外と勝率は悪くはない

野球においてオッズが2.0を超える試合というのは、勝率が3~4割程度、オッズが2.5を超える試合と勝率が2~3割程度、というのが多くのブックメーカー利用者の感覚である。

しかし実際には、勝率3割はオリックスと広島だけで、あとは4~5割台で収まっており、勝率5割を超えるチームにいたっては半数に及ぶ。

勝率が5割を超えている場合は、マーチンゲール法をしなくても回収率が100%を超えるので、少なくとも2019年シーズンにおいてはひたすら穴狙いのベッドをしたとしても儲けられるチームが半数もあったということになる。

サッカーの場合だと、ひたすら穴狙いのベットでは回収率が100%を超えるのはかなり珍しいので、野球のオッズを決めるという行為は、プロにもかなり難易度が高い行為なのだというのがよくわかる。 

この勝率に関しては、

「いや、マーチンゲール法において大事なのは勝率よりもいかに連敗をしないかであるのでそこまで勝率に神経質になる必要はない」

という主張もあるかもしれないが、その最大連敗数において8連敗というかなりの痛手を負っているのが勝率が3割台のオリックスと広島である。

勝率の低さと最大連敗数、つまりどれだけ資金がドローダウンするかというのは、かなり強い相関関係にあるのだ。

通常のマーチンゲール法より儲けはかなり大きくなる

通常のマーチンゲール法、例えばルーレットでは「オッズは2.0」という前提でベットを行う。

実際、マーチンゲール法がよく利用されるカジノのルーレットでは、オッズが2.0倍である「赤か黒」もしくは「奇数か偶数」のどちらかを利用するのが普通である。

しかし野球の場合は、2.3倍や2.5倍、場合によっては3.2倍などというとんでもない高いオッズがつくことも珍しくない。

しかも、その3倍を超えるような高いオッズでも勝率は4割程度と悪くないのである。

その結果、以下のようにルーレットのようなオッズ2.0倍の通常のマーチンゲール法に比べ得られる利益はかなり高いものとなっている。

特にオリックスは5倍近い差がついている。

西武

  • 通常 11万円
  • 野球 15.29万円

ソフトバンク

  • 通常 5万円
  • 野球 6.05万円

楽天

  • 通常 25万円
  • 野球 49.21万円

ロッテ

  • 通常 34万円
  • 野球 51.88万円

日本ハム

  • 通常 19万円
  • 野球 62.68万円

オリックス

  • 通常 27万円
  • 野球 131.43万円

巨人

  • 通常 5万円
  • 野球 9.91万円

DeNA

  • 通常 25万円
  • 野球 36万円

阪神

  • 通常 38万円
  • 野球 61.07万円

広島

  • 通常 8万円
  • 野球 11.30万円

中日

  • 通常 36万円
  • 野球 77.88万円

ヤクルト

  • 通常 37万円
  • 野球 134.71万円

強いチームの方が連敗はしにくい傾向にあるが対象試合が少ない

これは当たり前といえば当たり前なのであるが、強いチーム(2019年の場合は戦力的には巨人とソフトバンク)の方が連敗しにくい傾向にある。

2.0倍を超えるオッズで勝利した場合はいわゆる「番狂わせ」のゲームなので、たとえ強いチームだとしても、勝率も下がり連敗もしやすいはずなのだが、巨人とソフトバンクのように戦力的に優勝争いに絡むのが当たり前と思われる強いチームの場合、その番狂わせも頻繁に起こる。

結果、勝率5割を超え連敗数もかなり低く抑えられている。 

しかし、これもまた当たり前なのであるが、このような強いチームの場合はそもそもオッズが2.0倍を超える試合が少ない(ソフトバンク9試合、巨人10試合)という問題がある。

儲けやすいがチャンスが少ないというジレンマがそこにはある。

まとめ

この検証からわかるとおり、(自称)中級・上級ブックメーカー利用者の「野球にマーチンゲール法はまるっきり使えない」という主張は間違っていたと言える。

野球でもしっかりとマーチンゲール法は使えるのだ。 

もちろんマーチンゲール法特有の問題である「連敗が重なると資金が枯渇する」という問題は何も解決していない。

それゆえ、実際に野球でマーチンゲール法を行う場合は、ルーレットでマーチンゲール法を行う場合同様、

  • どのようにしたら連敗を避けられるか
  • どれくらい資金に余裕をもってベットすればいいか

に関しては、さらなる検証が必要と言える。